びぼうろく

観劇した内容を忘れたくない日記のようなところ。

ミュージカル モーツァルト(札幌文化芸術劇場hitaru)

 

2021年5月15日・16日

ミュージカル モーツァルト札幌公演

 

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空席が目立ち、複雑な気分…。私も市民じゃなかったら諦めてたなあ。1階前方は埋まってたけど、あとはちらほら空席。私は2回とも両隣と前の席が空席。視界良好なのはちょっと嬉しい。

けどhitaruさんA席とはいえ銀橋使うのに3階席から見えないのはちょっと悲しい。

 

びっくりしたんだけど、ゆんモーツァルトがめっちゃ良い。なにこれ好み。

2公演も見るし〜ってA席で取った過去の自分がにくい。これはS席で見たかった!!

Wキャスト両方見たんだけど、

"山崎育三郎のモーツァルト"と"古川雄大演じるモーツァルト"って感じ。

多分2人とも凄いから、あとは個人の好み。

 

いっくんのモーツァルトはとにかく歌唱力と迫力がえぐい。ロングトーンが天井破るかと思った。

天才といわれた誇りを強く強く持ったまま育ったモーツァルトって印象。

僕こそミュージックの曲がとても好きなんだけど、この曲の山崎育三郎のイメージが強すぎて、それもあってかモーツァルト役というより山崎育三郎のモーツァルト感が強く感じてしまった。

ハマり役といえばそうなのかもしれないね。

演技力ももちろんあるんだけどね。あとなんてったって、歌は最上級。生で聴けて良かった。

 

ゆんのモーツァルトは無邪気さが強く印象に残った。

天才といわれ全てが輝いていた子供時代を胸に、大人になりきれない子供のままなモーツァルトな印象。

中身が子供なのに身体は大人だから、利用されててでも楽しい事ばかり追ってて、見ててあ゛〜!ってなる 笑

歌唱力も申し分無いし、ダンサーだから動きが軽やか。なにより演技力というか演技プラン?がすごく好みだった。

 

私の1番の推しは村井良大くんなんだけど、思えば年末の陰陽師の舞台でWキャストだったんだよね。

シルエットも雰囲気も違う2人だし、(スケジュール的に忙しいゆんの穴埋め設あったし…)キャスティングが謎だったんだけど、これかって。

実はゆんの舞台ってテニミュ黒執事でしか見たことなかったし、私が舞台を見始めた初期の頃だから気が付かなかった。

役作りの丁寧さというか、舞台への投影の仕方が似ているのかもしれない。とてもとても丁寧に舞台や世界観を作り上げてるの。

そう考えると陰陽師の配信、Wキャスト両方見ておけば良かった〜〜!!って思ったけど、

大丈夫DVD予約してるから、月末か来月には見れる!やったね!

 

あと今回ヴァルトシュテッテン男爵夫人も両方見れた!

涼風真世さんはもうなんか女帝。強い。男爵夫人だけど、多分旦那さん尻に敷かれてる。

この前ポーの一族で見たばかりなんだけど、やっぱり迫力が段違い。なんか謎に説得力がある。格好良い。

香寿たつきさんは未亡人感。旦那さんより強いというより、旦那さんが亡くなってお家を守ってる夫人の強さなイメージ。

1回目の涼風さんの印象が強すぎたけど、なんか涼やかに歌声が伸びてて良かった。涼風さんが神からのお告げ、なら香寿さんは女神からのアドバイスみたいな。爽やか。

いや、男爵夫人どんな設定か知らないのだけれどね。

 

市村正親さんは「ミュージカル生きる」を見たときに、最初よぽよぽのおじいちゃん!?が段々生き生きしてたから、

今回はその逆で父親がどんどん老いていくから、なんか見てて切なかった。

先月宝塚雪組のfff見てヴェートーベンの親子関係見た記憶が濃いから、ヴェートーベンとパパさんチェンジで!!ってなった。

こんなに息子のこと想ってるのに報われない…。

まあ父親が違っていたらモーツァルトもヴェートーベンも人生違いすぎて、大好きなあの曲たちは生まれなかったかもしれないんだけどさあ。

 

そして和音美桜さんの歌声がめちゃくちゃ好み!

私なぜか女性の歌声の好みが激しくて(歌手はそうでもないけど、舞台上での歌に対して)なかなか好みの女優さんがいないんだけど、この方は良いわあ…。

お名前は存じ上げてるしすごく見た事あるんだけど、ほかの舞台で見たことあったかなあ…。

また別の舞台で機会があれば拝見したい…。

 

あと遠山さん!!LLLの時のコスタードのインパクト強すぎてお名前覚えてて、遠山さんわかるかなーと思ってたら、今回も"はぁい!"みたいな陽気に出てきたから、遠山さんだ!!ってなった 笑

他の舞台を見てはいないんだけど、この陽気なキャラクターめちゃくちゃ似合う。

全体的に重い話も多いし理不尽な中、遠山さんのシーンは手拍子も出来て楽しかった。

 

コロナ禍で年に数回遠征して舞台を見に行っていた事も出来なくなり、なんと1年5ヶ月ぶりの生観劇。

地方民としてはライブ配信が増えたのありがたいんだけどね。

パンフレット買ってわくわくして見ながら上演を待って、幕間で一息。胸いっぱいな帰り道が大好きなので、見にこれて本当に良かった。

東宝さんは年1でhitaruに来てくれるみたいなので、ありがたい。

来年は…あれか千と千尋か。Wキャスト両方見たいな〜チケット取れますように。